知られざるゴーストライターに迫る

佐村河内守氏のゴーストライター事件から表ざたにされるようになった、「ゴーストライター」についてまとめていきます。

ゴーストライターは代筆者

この仕事は「代筆」をする人のことを指しています。分かりやすく言うと、作者本人が作品を手掛けていないということで、著者とは別に本当の書き手がいるということです。職業としては一般的には募集されていませんが、例えば、フリーライターや編集者が執筆している場合があります。そして、その業界は多岐にわたっています。この業界を大きく分けると「出版業界」、「放送業界」そして「音楽業界」となっています。そのため、「出版業界」であればビジネス書や小説など、「放送業界」ではシナリオや脚本、「音楽業界」では作詞など、これらが代筆されている可能性があるのです。このように、ゴーストライターは代筆者として、様々な業界で作品を世に生み出している存在となっています。

ゴーストライターの例

最近、有名なものとしては佐村河内守氏の事件があります。このほか、香月泰男氏の『私のシベリア」は立花隆氏によって書かれていたり、堀江貴文氏の『拝金』や『成金』は佐藤秀峰氏が書いているなどが挙げられます。また、音楽業界ではAKB48などの作詞をしている秋元康氏も代筆を依頼していることや、歌手の福山雅治氏もライターが書いているとされています。このように、代筆されているいくつかの作品は、著者が変わり復刻版などで出版されているものもあったり、作曲家の名前を変えて新たに出されていることもあります。

ゴーストライターを題材にした作品

逆にこのテーマを面白がって題材にしている作品もあります。例えば舞台G2プロデュース『ゴーストライター』など、作品として取り上げられていることもあります。また、ロマン・ポランスキーによる映画『ゴーストライター』などもあり、様々な作品としても使われています。こうした作品のほか2015年1月にはフジテレビから「ゴーストライター」を題材にしたテレビドラマも放送されるようであり、テーマとしては面白いものとしても扱われています。

今後はどうなるのか

佐村河内守氏の事件以来、代筆に対しての消費者の目が厳しくなっています。ただし、業界としては今まで恒常的に行われてきたことなので、今後どのように扱っていけばいいのかに悩んでいるようです。けれども、判断として消費者の不利益につながるようなことは避けてほしいものです。

 

聴覚を失っていた作曲家

 

佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター事件は結局何が問題だったのでしょうか?

この事件の問題点についてまとめていきます。

佐村河内守氏とは

佐村河内守氏は世界的にも有名な作曲家であり、日本を代表する作曲家でありました。こうした世界的な評価を受けている理由は「聴覚を失っている」にもかかわらず作曲活動をしてたためです。このような姿勢が評価につながり世界から称賛される作曲家でした。

事件の争点

事件の争点は新垣隆氏がゴーストライターをしており、実は佐村河内守氏が作詞をしていなかったということにつきます。これによって、消費者などから反感を抱かれて事件へと発展していきました。特に問題となっているのは、本当は耳が聞こえていたにもかかわらず、「耳が聞こえない」として作曲していたことです。こうした事実があったため、偽証をしていたとして事件になっています。

被害をこうむった人は誰か

被害をこうむった人は様々なところにいるようです。例えば、フィギュアスケートの高橋大輔選手の曲で使われていたことから、オリンピックの手続きの変更をする必要があったことを明かしています。また、消費者からしても騙されていたことから、「感動がウソだった」という被害が訴えられています。そのため、佐村河内守氏の曲を聴いていた人の多くが被害を被っているということになります。

事件の今後はどうなるのか

新垣氏がゴーストライターだったということを発表してからすぐに、佐村河内守氏側が名誉毀損で裁判を起こすようになっています。そのため、この事件に関しては当分の間続きそうです。また、この事件により2014年の流行語には「ゴーストライター」が選ばれるようになっています。